ヨガにはいろいろな流派があったりスタイルが分かれているので、ポージングに微妙な違いがありますが、ホットヨガは原点となるハタヨガの流れを汲んでいるのでポーズや呼吸に関しては違いはありません。
ただ、大きな違いとして挙げられるのは、やっぱり室温と湿度です。
ヨガというのは、体内のめぐりを活性化するので、ゆったりしたポーズで激しい動きはまったくなくても汗が出てきます。
そのため一般的には室温は快適な状態に保たれていて、夏ならクーラーがかかっていますし、冬は体を冷やさない程度の暖房が入っていますし、湿度も不快を感じないように低めに抑えられています。
ですが、ホットヨガというのは、あえて室温は40度前後で、湿度は50%以上という高温多湿の状態にしたスタジオで行います。
このように設定されている理由は、汗をかきやすい環境にするというだけではなく、筋肉を柔らかくしなやかな状態にするためです。
普通のスポーツでは最初に準備体操をして血行を促進したり筋肉をほぐしますが、ホットヨガの場合は室温と湿度を調整することで、準備体操を終えた状態を作り出すのですね。
筋肉が柔らかくなれば、ポーズを取るときにもしっかり伸ばすことができますし、複雑で負担をかけるようなポーズでも負荷をかけすぎて怪我をするなんてこともありません。
また、普通のヨガだと体が反応して効果が出るまでにはある程度時間がかかりますが、ホットヨガは環境が整っているので、始めてすぐに血行促進効果やデトックス効果を実感できるというのも違いなので、即効性を求める方にはホットヨガがおすすめです。
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